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都心部の子育てカフェにゼウシくんとみの太が遊びにいく「『子育てカフェ』キャラバン」。去年の12月14日(土)からスタートし、これまで都心4か所で行われてきました。実はこのキャラバン、単にゼウシくん達が子どもたちと触れ合うだけではないのです。

「キャラクターが子育てに与える影響の研究」に、ゼウシくんとみの太が一肌脱いだ!?」でも紹介しましたが、このイベント、お茶の水女子大学の研究者による「キャラクターが子育てに与える影響」の研究も兼ねて行われているのです。ゼウシくん達が子どもたちと触れ合う様子を記録し、子育てに励むママ・パパ達の役に立つ研究結果を発表するために、毎回お茶の水女子大学の方々もイベントに参加してくれています。そこで今回は、研究の第一人者であるお茶の水女子大学社会学博士の石井クンツ昌子先生に、研究の進捗を聞いてきました。

 

―どのような研究をしているのですか?
本研究では、ゼウシくんとみの太の存在や一緒に触れ合うことが、父親と母親の子どもとの関わりにどのように影響しているのかを探ります。日本では子どもの世話をする、一緒に遊ぶ父親が増えてきています。しかし、母親と比較すると、父親の子育て参加はまだ少ないのが現状です。
そこで、キャラクターの活用により、父親の子どもとの関わりが増えるのか、更に母親と子どもとの関わりに変化が見られるのかを検討することを本研究の主な目的としています。また、キャラクターを使ったイベントにおける父親と母親のコミュニケーションスタイルやキャラクターを媒体とした子どもから親への働きかけについても分析する予定です。

―研究の手ごたえはいかがですか?
これまでのイベントで収集した非参与観察データを分析したところ、いくつかの傾向が見られました。

①子どもの年齢により親と子どもの関わり方が違う。子どもの年齢が3~5歳だと、親と子どものキャラクターについての会話が弾む。子どもが1歳程度の場合は、親も子どもも「受け身的」な反応が多い。

②ゼウシくんとみの太の登場時のリアクションには、興奮、喜びなどのポジティブな反応が見られた反面、怖くて突如泣き始める子もいた。しかし、時間が経つにつれて、最初は少し怖がっていた子どもでも、機嫌を取りなおしていた。この理由としては、父親と母親の子どもへの話しかけがあったからだと考えられる。

③キャラクターとの「交流」を深め、親子間のコミュニケーションを増やすことに最も効果的であったのは、全てのイベントの中で「おやつの時間」であった。ホットケーキにキャラクターの絵をペンで書く機会を与えたことにより、父子及び母子間の会話がかなり増えた。

④キャラクターとの記念撮影では、特に父親が活躍していた。

まとめとして、キャラクターの存在は多くの父子・母子間のコミュニケーションを促進していました。しかし、キャラクターだけではなく、「食事」や「ゲーム」などと組み合わせることで、キャラクターのインパクトが増大したように思います。

―どのような研究報告になりそうですか?
父親の育児参加を増やすこと、そして母親と父親間の子どもに関するコミュニケーションを促すことにキャラクターの存在と活用がどのように影響しているのかを報告する予定です。
これまでの育児期の父親と母親の子育て参加に関する研究では、様々な規定要因が検討されてきました。しかし、実際にどのようなツールがあれば、親の子どもとの関わりをより増やし、同時にその内容をポジティブにするかについての研究は少なかったのが現状です。
これまで私たちの研究ではIT機器を媒体・ツールとした父子・母子の関わりについて検討してきました。キャラクターも親子間のコミュニケーションを促すツールとして考えれば、今後のキャラクター活用がどのように親の子どもとの関わりと男性の育児参加に貢献するのかについての示唆が得られる研究になると思います。

 

みんなにお肉を食べてもらいたいゼウシくんは、「子育てキャラクター」としてスターになれる、かも!
石井先生の話から、親子のコミュニケーションが子育てに大きく影響すること改めて気が付く私。なかなか育児に参加しづらいパパにとってキャラクターを活用することで子どもやママとの距離がぐっと縮まり、会話も弾みそうですね。キャラクターに「食事」や「ゲーム」の要素が加わることで、親子での会話が弾み、子育てに良い影響を与える…ということとなれば、お肉が大好きでみんなにも国産のお肉をたくさん食べてもらいたいゼウシくんは…!?
こちらの研究、最終報告を3月17日にお茶の水女子大学にて行うとのこと。ニクニクNEWSでも改めて記事で紹介しますのでお楽しみに!

ぼくはすべてのママとパパの味方です!


2014年02月28日更新

ゼウシくん活動

ゼウシくんは子育てに好影響を与える? お茶の水女子大学石井先生による研究中間報告