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ラフテー(ばら肉)、ミミガー(耳)、テビチ(豚足)。豚肉を余すところなく食べる沖縄の食肉文化。しかし意外にも、かつては本土以上に牛がさかんに食べられており、現在の沖縄料理でもおなじみの山羊や馬とともに食卓に上がっていたそうです。

ではなぜ、沖縄の食文化は現在のような豚肉を中心としたものに変わったのでしょうか。その秘密は農業にありました。琉球王府が農業振興策を出し、そこで牛を食用にすることを禁じたのです。牛は田畑を耕すという農業の大切な役目を担っていたからです。

また、沖縄には江戸時代になるまで中国王朝が派遣する使節団の冊封使がたびたび訪れていましたが、彼らが豚肉を食べる文化であったため豚の飼育が奨励されるようになったという背景も。

そして現在もブランド豚として知られるアグー豚肉は、琉球の使者が中国から連れ帰った豚が祖先。そこから改良を加えて沖縄在来種のアグー豚になりましたが、第二次世界大戦で激減し、アグーは絶滅の危機に晒されました。その後、西洋品種の豚が増えますが、名護博物館がアグーの調査、収集を実施。交配を重ねて雑種化した品種から元来のアグーに戻していきました。こうした努力により、現在もアグー豚が食べられるのですね。

なおアグーの血液を50%以上有する品種は「あぐー」ブランドとして、全国で人気を集めています。

沖縄の人の長寿の秘密も豚肉にあるのかな?

[参考]


2013年12月27日更新

お肉関連情報(肉全般)

あのブランド豚も一度は絶滅しかけた!? 沖縄と豚肉の深い関係