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数年前のクリスマス、かのデヴィッド・ベッカムが、ヴィクトリア夫人から2頭の子ブタをプレゼントされたとしてゴシップネタになったことを記憶している人も多いはず。ジョージ・クルーニーやミーガン・フォックス、パリス・ヒルトンといったセレブも、かつてミニブタを飼っていたことで知られています。日本では信じがたいですが、ミニブタはセレブの間では、犬や猫に次ぐ人気のペットとして定着しているようです。

そんな愛くるしい子ブタちゃんだが、ペットとして扱われるようになったのは、ごくごく最近のこと。それまでは当然食用として見なされてきました。この映画の『ベイブ』の場合もご多分にもれず、当初は食べられてしまう運命でした。収穫祭でひょんなことからベイブを入手した農場主アーサーは、ベイブを太らせて、クリスマスのごちそうとして美味しく食べるつもりでいました。しかし、農場の牧羊犬を母代わりに慕うベイブは、羊相手に大活躍! 牧羊犬ならぬ“牧羊豚”として才能を発揮。ベイブの業績を認めたアーサーは、ベイブを「牧羊犬」コンテストに出場させようとしますが……。

1995(日本での公開は1996年)年に公開されたクリス・ヌーナン監督『ベイブ』はCGやアニマトロニクス等の特殊効果によって、登場する動物達がまるで本当に喋っているかのように見える作品として大ヒットしました。第68回米アカデミー賞では、作品賞を含む7部門にノミネートされ、アカデミー視覚効果賞を受賞。さらに1998年には続編「ベイブ/都会へ行く」も制作されます。この時期の子ブタは成長が早く、撮影のために48頭も使われたそうです!

ブタは人間に食べられるために飼われている、という事実を知った時のベイブの「お父さんとお母さんは、ブタのパラダイスに行って、楽しくて帰って来ないのかと思っていたよ」というセリフにはドキっとさせられますが、コンテスト前夜にショックを受けたベイブを励ます時のアーサーが実に素晴らしい。普段無口なアーサーが、どのようにベイブを励ましたのか、ぜひ映画でご覧ください。そして、普段の食卓に上る豚肉をはじめ、命をいただくことに感謝しましょう。

いつかベイブとお友達になりたいな


2013年11月13日更新

お肉企画

食べる対象から人間のパートナーに昇格!愛すべき子ブタと人間との絆『ベイブ』