「酒池肉林」――。酒や肉をふんだんにそろえた、ぜいたくをきわめた酒宴のことを指します。もともとは『史記』に「酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為す」と記述されていたことに端を発するが、国内外を問わず「肉」は「おいしいもの」の象徴だったのです。それだけに海外にも「肉」にまつわることわざや名言は多いのです。

例えばドイツでは「ベーコンを求めてソーセージを投げる」ということわざがあるのだとか。

「“Mit der Wurst nach der Speckseite werfen”(ミット・デル・ヴルスト・ナーフ・デル・シュペックサイテ・ヴェルフェン)ですね。少ない努力で大きなものを成し遂げようとすること。昔のドイツではソーセージよりもベーコンや脂身が重宝されていました。日本で言うと「海老で鯛を釣る」といったところですね」(コラムニストで「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ」(メディアファクトリー/漫画:ヒラマツオ)の原作なども手がけるサンドラ・ヘフェリンさん)

また論語にも「子、斉に在して韶を聞く。三月、肉の味を知らず」という一節があります。これは「先生は斉の国で韶の音楽を聞かれ、三ヶ月間肉の味がわからないほど夢中になられた」という意味ですが、こうした比喩に出てくるほど、肉は古くから広く支持を集めていて、誰をもとりこにする魅力が知られていたということになります。

洋の東西を問わず、いつの時代も肉は人のそばにあり、人々の憧れの的としてまぶしいほどの魅力を放ってきました。現代においても、その魅力は変わりません。

鬼に金棒、ゼウシに国産牛だよ


2013年11月11日更新

お肉企画

肉にもやっぱり名言あり!