• ここは、お空に浮かぶ雲の王国「にくにくランド」。
    ふわふわぷかぷかしてるこの国の人たちはぜんぜん平和にのんびりと暮らしています。
    ですが…ちょっと人々の心配のたねとなっていることがありました。

    それは王国の王子さま、ゼウシくんのことです。

  • ゼウシ王子は、勉強がだいっきらい。
    とってもトホホなおちこぼれくんだったのです。

    こりゃあ、いよいよいけません。王さまはただちに国じゅうの家庭教師をよびよせて、
    ゼウシくんをがっちりホールド、教育スケジュールを“みっちゃり”にしました。

  • 朝から晩まで勉強!勉強! またベンキョー。
    「こりゃかなわん!」とゼウシくんはお城を飛び出しちゃいました。

    おともにみの太をつれて、小さな雲にゆらゆらゆられていると
    何だかすばらしくわくわくした心もちになってきました。
    何かすてきなことが起こりそうなよかんです。

  • やがてゼウシくんにとって初めて訪れる地上の世界がみえてきました。
    にぎやかで楽しそうな街並み、おいしそうなにおい…。

    「グ、グー」

    においのせいか、ごはんをすっぽかして飛び出してきたせいか、おなかのグーグーが止まりません。

  • すき焼きのおいしそうなにおいに誘われてたどり着いたのは日本のとある一軒家、三伊戸さんちです。

    いきおいよく玄関の戸をたたくゼウシくんとみの太。
    「おなかがすきすぎてぶっ倒れそう!」なゼウシくんを見て
    ひとりむすめのミカちゃんはすぐにごはんをごちそうしました。



  • すんごい勢いでごはんを平らげたゼウシくん。
    おなかがいっぱいになってそのまま眠っちゃいました。

  • ぐーすか眠るかわいいおきゃくさま、あとへんなウシくん。
    突然のふしぎな出会いに目をぱちくりとまどう一家でした。

    これがゼウシくんが三伊戸さんちにやってきたいきさつです。
    これから三伊戸さんちにどんな楽しい出会いやおいしいできごとがおとずれるのか、
    どうか楽しみにまっていてくださいね。